膠原病の循環器疾患について
膠原病患者では疾患そのものが動脈硬化の促進因子で有り、生命予後規定因子として心血管イベントの重要性が増してくると考えられます。
当院ではその観点からも循環器専門医による頸部血管エコーと心臓エコーを実施していおります。
頚動脈エコー検査
エコー検査から頚動脈の血管壁の内膜厚さや、凸凹、狭さなどを調べることで動脈硬化の早期発見や進行具合の判定を行っています。
これにより、脳血管障害(脳梗塞など)や虚血性心疾患(心筋梗塞など)の早期予防を行っています。
心臓エコー検査
心臓エコー検査では心不全及び肺高血圧症の早期発見に役立っています。
特に膠原病は肺高血圧症を合併しやすく、合併すると生命予後が悪くなることが知られていますので、早期発見に努めています。